見ること、聞くこと、話すことという、人間にとって大切な機能に障害を持ちながらも、世界各地を歴訪(訪日歴は3度)し、障害者の教育・福祉に尽力した人物がいます。
それが奇跡の人、ヘレン・ケラーです。

彼女は生後19ヶ月の時に脳脊髄膜炎にかかり、その後、後遺症が残ってしまいます。しかし、彼女は成長の過程で、自分と同じ障害者を助けようという夢を抱くようになりました。

そして障害者として初めて学位を取得し、作家として、また社会事業家として活動しながら『光の天使』と讃えられました。

彼女は「この世で最も哀れに思うことは何ですか?」という質問に、このように答えました。「試練はあるけれども、夢がない人が一番かわいそうな人です。」

確かにヘレン・ケラーには、目も見えず、耳も聞こえない試練がありました。しかし、そのような試練を通して夢を頂いたのです!
そして、その夢を捨てませんでした。その結果、夢が彼女を歴史に残る人物としたのです。

試練が襲ってきても、信仰の夢を抱き続けると、それが忍耐力となり、いのちの冠を受ける人へと変えてくださるのです!
あきらめずに夢を抱き続けましょう!

「神は、どのような苦しみのときにも、私たちを慰めてくださいます。こうして、私たちも、自分自身が神から受ける慰めによって、どのような苦しみの中にいる人をも慰めることができるのです。
それは、私たちにキリストの苦難があふれているように、慰めもまたキリストによってあふれているからです。」(聖書/第二コリント1:4-5)